ポーランドの姉より。~Drogie Siostry~ 教え子に教わるビゴスの極意。

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2011-01-11

教え子に教わるビゴスの極意。

こんな至らない教師でも年月を重ねると生徒からプレゼントを頂戴する機会に恵まれます。
お花やカード、手作りアクセサリー、果ては「小さな腹ペコ」くんなどプレゼントされまして、
授業後に皆が解散してから一人密かに嬉し涙で袖を濡らすことが過去にありましたが、
先週の金曜日はマヨチュッチュ事件以来の衝撃を受ける出来事がありました。

「先生これ」と言われて生徒のリュックから出てきたのは・・・ 
ポーランド ビゴス
瓶詰めbigos(ビゴス)!これは前代未聞。もらったことない!

サワークラウトや燻製ソーセージなどを数日間煮込んで作る
ポーランドの伝統的家庭料理ビゴス。このビゴスはクリスマスにも食卓に上がります。
しかしクリスマスイブは肉類厳禁のポーランドの食卓ではビゴスも無論、肉抜きビゴスとして
登場するんですが、これはただ単に肉を入れないビゴスだろうと、生徒前に言ったが最後。

断じて違う!と抗議を受けました。全く別の料理だとお説教されました。
チャーシュー麺チャーシュー抜きとか、牛丼特盛り肉抜きとかの類ではないそう。

それを証明すべくピヨートル君、なんと「通常ビゴス」と「肉抜きスペシャル」を持参。
「とにかく食べてみるべし!」という運びになったワケです。実にかたじけない!

早速帰宅してから試食タイムです。
ポーランド ビゴス2
左が肉抜き。右は通常。

いやね、もう香りからして全然違う。完全に敗北です。
サワークラウトの煮物なんて全部一緒だろうと高をくくっていたのが間違いだった。
通常ビゴスは燻製された肉と酸味の効いたサワークラウトが合った絶妙な一品なのに対し、
肉抜きスペシャルは野生キノコの芳醇な香りとアマニ油と大麦が入ったまろやかなお味。
肉抜きビゴスは「ビゴス」ならぬ別物だということを思い知らされました。

このビゴス、いわばポーランドでいう母の味です。
日本人にとっての味噌汁のようなもので、家庭によって全然味が違うのも面白いです。
ピヨートル君の御家庭のビゴスはポー旦那の実家のそれとはまた違って、
いつも食べ慣れている酸味と苦味が強いビゴスではなく、非常にマイルドなお味。

週明けの授業で早速ビゴスの奥義に啓蒙された旨を伝えました。
実はビゴスにはトマトや蜂蜜、プルーンを混ぜて作るものもあるそうで、
バリエーションに富んだお料理なのでした。ポーランド料理まだまだ奥が深い!

ピヨートル君、ピヨートルのお母様、ご馳走様でした!ありがとう!

姉。

こんな美味しい思いをしちゃって他にもいろいろ物議を醸すクセがついてしまいそう。
ビールなんて全部同じじゃない?ピエロギなんてどれも同じよね?・・・なーんてね。

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これは大発見です!

ビゴスで一冊本かけます。
思わずフムフムムムムと熟読しました。

味のイメージは…
ザワークラウトに近いのでしょうかね。

それをさらに煮込むとなると
食感は切り干し大根に辿りつきました…。

その国にある
伝統的家庭料理を食べられるなんて
まさに現地で生活しているからこそ。
う、うらやましい。

読んでいて
文春文庫「旅行者の朝食」(米原万里)を思い出しました。

ヴィコスって家庭料理があるんですね!知人のポ人の実家でも作ってるのかなあ~。どんな味かな?【突撃晩御飯~ポ姉編】でやって欲しい気がする。

glycyrさんへ。

おおぅ!ビゴスで一冊書けます書けます!意外と奥が深いですからね!
お味は確実に温かいサワークラウトです。煮込んであるため、まろやかになっております。これが後引くんですわ。そしてそう、あの切り干し大根の食感に似ています!柔らかめの。
「旅行者の朝食」是非読んでみたい!辺見庸の「物食う人々」に触発され、旅行する際は必ず現地の伝統料理を恐れずに口にするように心がけております。やはり文化を「味わう」ことに人間の舌ほど動物的な感性に直に訴えるものはない気がします。

エンジェルruさんへ。

突撃晩御飯、これやってみたいです!(笑。
ヨネスケさんのように、巨大シャモジならぬ巨大フォークを持って!いや確実に追い出されますけどね、ポーランドじゃね(笑。ポーランドの方ならビゴスは絶対作られておりますとも。日本人にとっての味噌汁ですから!初めて口にした時でも安らぐような優しい家庭のお味で、今では大好物です。

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Author:poane
ワルシャワに越して6年目。
日本に残した妹2人を想いながら嫁ぎ先での暮らしぶりを綴る。

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